創作の時間。アートの力。

2018年10月6日
高齢者施設で「創作の時間」。
アートで楽しむ。それは、認知症の方でも楽しめます。

創作の時間とは?
芸術療法に位置づけられる絵画療法です。
絵に対して苦手意識がある方でも、負担感を感じることなく、参加していただけます。
絵画療法のスクィグル法を取り入れた自然な形でアート表現につながるよう開発したプログラムです。
個別制作のみならず、集団制作にもつなげられます。
また、この取組みは、幼児から高齢者、障がいのある方、どなたでも参加できます。
限られた時間の中で、参加されいる方の速度も異なるため仕上がりの進捗具合が異なって当然です。
そのため完成形は、ここまで仕上がっていなければならないというものがありません。
参加いただいてスクィグルを楽しみ、そこで生まれる形を意識する。
その意識された形にどの色をセレクトするかを思案する。
そこで出てくる言葉が「この色さっき使ったしな!!」
「今日はお天気が悪いからこの色やなー」。
何気なく話される言葉は、普段、生活の中では存在しないので脳にとって刺激的です。
手が不自由でクレヨンが持てなければ職員さんにお願いして手を添えてもらい着色される。
それでも声を出して笑って楽しんでいらっしゃいます。
隣で描いている絵や色、そして塗り方が気になる。
それも普段感じることのない刺激です。
そうして時間が経ちみんなで作品を見せ合いっこします。
その時は、みんながとてもいい笑顔で「素敵やなー」、「綺麗や」って褒め合い、拍手まで起こります。
アートに上手、下手は存在しません。
押しつけもよくないです。
そうして仕上がると嬉しいことと自信につながります。

それは幼児から高齢者、障がいのある方を含む全員同じです。
アートは生きる力を養います。

美術の理解(アートを通して創造教育を)

創作の時間とは、自由な線を描く。自由に着色する。そのことは、誰からも指示をされることなく、自らの力で仕上げる。 仕上がった作品が褒められることが嬉しい気持ちとなり、自信に繋がる。 作品を仕上げることで主体的な動きができる。 現代は、情報化社会。そのため、どうしても受け身になってしまう。それは、幼児から子どもの教育に悪式ことだと考える。そこでアートは、それらを払拭させることができると確信している。

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