認知と創造

障害者とアート
上の蝶と下の蝶。
実は、同じ見本を観て描いたものです。
ところが、そうだと思えない全く別物ですよね。
なぜ、こんなに差が生まれたのか?
人間が描くものだから、全く同じってことはないにせよ、モノクロですが着色するところが違う。
柄がほぼ別物。
上の蝶を描いた時は、とても上機嫌で歌まで飛び出す調子。しかも、時季外れのクリスマスソングが出てとても楽しく描き上げました。
仕上がって、見本と見比べました。
ここで気づき→発見。 

本人も、見本通りでないと気づくことで、再度描くと意思表示をしました。
そして再度チャレンジをしました。

今度は、鼻歌も出ません。
それは、今度こそ見本通りに描くという意思が働いたのかもしれません。
そうして、仕上がって見本と見比べ、発見。この時には、先に描いた絵のことは、頭の中にはないように思われる。
→心の動き。

1度目が不満足だったことから、再度描くことになったという経験は、彼自身、完成度の高さを求めたことから生まれた心の動き。決して強要した訳ではない求める力が働いたのだろうと推測します。

そのことから生まれる認知と創造は、彼にとって生きる力となることでしょう。

#障害者支援
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美術の理解(アートを通して創造教育を)

創作の時間とは、自由な線を描く。自由に着色する。そのことは、誰からも指示をされることなく、自らの力で仕上げる。 仕上がった作品が褒められることが嬉しい気持ちとなり、自信に繋がる。 作品を仕上げることで主体的な動きができる。 現代は、情報化社会。そのため、どうしても受け身になってしまう。それは、幼児から子どもの教育に悪式ことだと考える。そこでアートは、それらを払拭させることができると確信している。

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