アートによる変化が心の成長を促す

今回のアートは、創作遊び「気づきと先を予想するチカラをアートで育む」を行いました。
定規で1本線を引く。定規をあまり使ったことのない児童は、定規を押さえる力が弱いため、線が歪みますが、絶対に消して書き直しません。どうしたら、歪まずに引けるようになるか、本人に気づかせます。
その後、2~3本の線を引くことで三角形や四角形が生まれます。2~3本で生まれなければもっと線の数を増やすことも可能です。
この一連の作業を繰り返すことで多くの形ができます。できたそれぞれの形すべてに自身で色を選び着色して行きます。
この活動の狙いと目的
・線の長さ、角度によって生まれる形に変化することを気づかせる。(線の長さ、角度に対する認知)(定規の使い方の練習)
・下手すると形が生まれない。どうしてなのかを児童と考える。(形に対する認知)
・着色は、自分で決めた色。どうしてその色を選んだか?を語れる練習をする。(コミュニケーションの向上)

今回、お見せする作品は、3日前の作品と今日の作品。
この変化、お分かりいただけますでしょうか?

環境を変えること。
コミュニケーションを豊かにすること。
そして決して否定的なことを言わないこと。
その結果、作品に変化が生まれました。

今日は、とても会話が飛び出し、それに対して前向きな会話がその場の雰囲気を変貌し、笑いの絶えない環境の基、子ども自身もいっぱい話してくれました。おまけに歌を歌うことも。
その環境の基、たった中一日で作品の変化とともに心の成長も観られました。
とても素晴らしいことですね。

美術の理解(アートを通して創造教育を)

創作の時間とは、自由な線を描く。自由に着色する。そのことは、誰からも指示をされることなく、自らの力で仕上げる。 仕上がった作品が褒められることが嬉しい気持ちとなり、自信に繋がる。 作品を仕上げることで主体的な動きができる。 現代は、情報化社会。そのため、どうしても受け身になってしまう。それは、幼児から子どもの教育に悪式ことだと考える。そこでアートは、それらを払拭させることができると確信している。

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