高齢者とアート

高齢者とアート
創作の時間。
今日の創作の時間の始まりは、先日のマッチ箱展の話題からでした。
この施設でもマッチ箱アートに参加しました。
そしてギャラリーに訪れました。
94歳で絵を描くこと、観ることが好きな利用者さんが、「マッチ箱展に行ってアートに対して意識が変わった。多くのマッチ箱に描かれている絵を観て、絵というものは美しく描かなければならないという意識、概念が変わった」と素晴らしい感想を語りました。
他の利用者さんは、何のこと?と不思議な表情。
でも、僕はこの意見を録音してあらゆる人に聞かせたいと思いました。
この時間が始まってから、意味がわからないということから何も言わない利用者さんもいましたが、雰囲気で盛り上がりました。
その盛り上がりが、普段、僕のアドバイスに促されながら絵を描いている利用者さんが自主的に描いています。
今日、この場の雰囲気がそうさせているのでしょう。
同じ意見の繰り返し。意見が通じ合ってない。
でも、他の利用者さんが描いた絵を褒め合う言葉が出ることでみんなが素敵な笑顔になり、とても温かいムードです。
この時間が終わると「楽しかった。先生、次回はいつ?」という意見が飛び交いました。
みんなが笑顔になれるアートは、絵が上手く描けることとは、比例してないと改めて感じました。

美術の理解(アートを通して創造教育を)

創作の時間とは、自由な線を描く。自由に着色する。そのことは、誰からも指示をされることなく、自らの力で仕上げる。 仕上がった作品が褒められることが嬉しい気持ちとなり、自信に繋がる。 作品を仕上げることで主体的な動きができる。 現代は、情報化社会。そのため、どうしても受け身になってしまう。それは、幼児から子どもの教育に悪式ことだと考える。そこでアートは、それらを払拭させることができると確信している。

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