4月の高齢者施設での『創作の時間』。
今月から3年ぶりに活動を始めた『高齢者向けの創作の時間』。
以前、このの活動を覚えていてくれた利用者さんは、僅か1人💧
でも、新鮮味があって楽しくできました。
この活動をするにあたって感じたこと。
先ず、画用紙に四角の枠を描いてくださいと声かけしたところ、殆どの方が真っ直ぐな線を引かないといけないという気持ちが働いている。
中には、クレヨンの箱を定規に仕立てて線を引く方もいた。
その後、自由な線をを枠内に描いてくださいと伝え実行をしてもらうが、そのことでもきっちりと整列された線を描く方が多い。
そのことは、認知症であっても絵は、キチンと正確に描かねばという思いがあるのであろう。このことは、この後にクレヨンで着色する際に於いてもムラになることが嫌だと不満を抱くのと同様に思える。
これは、日本人特有の真面目さから来るものだと考えられる。そして、その上、美術教育をはじめとした社会環境も影響を及ぼしていると考えられる。
現代のように多種多様なものを観る機会が少ないことや経験の数が現代の若者と比べ少なかったことによる。
逆に今の若者に四角の枠を描きなさいと言うと、真っ直ぐな線を描かないといけないとどれだけの数の若者が考えるであろうか。
クレヨンでの着色にムラをどれだけ嫌な思いになるだろうか。
そのあたり、もっと研究することで、教育は、環境が大きな役割を果たすことが見えてくるに違いない。
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