創作の時間

創作の時間
創作の時間とは?
芸術療法に位置づけられる絵画療法です。
絵に対して苦手意識がある方でも、負担感を感じることなく、参加していただけます。
絵画療法のスクィグル法を取り入れた自然な形でアート表現につながるよう開発したプログラムです。
個別制作のみならず、集団制作にもつなげられます。
また、この取組みは、幼児から高齢者、障がいのある方、どなたでも参加できます。
この「創作の時間」、昨年の春イオンカルチャーから評価をいただき3施設で開講の依頼がありましたが、時間の都合が合わず見送りになっています。
今日の活動を含めた高齢者施設での意義。
高齢者に限らず「絵を描きませんか?」と訊ねれば
「絵を描くのは苦手」
「上手く描けないから嫌だ」
と過半数の返ってくる言葉です。
その上、高齢者となると「こんな真っ白な紙は、絵が描けない私には勿体ない」という意見まで出ます。
以前、日本は紙が貴重だったからでしょう。
そんな状況の中、いろいろ説得し「創作の時間」に参加していただきます。
当初、凄く難しい顔をされています。
「何を描くんや!」という意見も出ます。
そうして始めて10分も経たない内に「この色を使ったから次はこの色やな」って言いだされ表情は緩んでいます。
その後、参加されている方の絵が少しずつですが形や色で表現されて誰からも認識できるようになると「あんたの絵は綺麗やなー」「他の人のを観たら自分のがダサいわー」とかいった意見が飛び交います。
この飛び交う意見こそコミュニケーション能力の向上になります。
中には、「手先を動かし、話もいっぱいできて刺激がいっぱいや。ボケ防止には最適やなー」って意見も。
そうして一人が仕上がりました。
その作品を観たいと意見が出たのでみなさんに観ていただきました。みんなが「綺麗」と言われながらとても素敵な笑顔。それはまるで自分自身が作品が仕上がったかのような喜びを含んだ笑顔です。
創作の時間はアートです。
アートによって生まれた笑顔。それは、アートで格差のない社会づくりに欠かすことができない要素だと確信しています。
今後、高齢者、障害者、ひきこもり、不登校児、子ども、幼児とそれぞれ抱える問題をアートを通してクリアにし、心豊かな格差のない社会を築きあげたいと考え行動して行きます。
そのためにも多くの方の支援やご協力が必要です。
そのための活動、マッチ箱アートと創作の時間。
これからもよろしくお願いいたします。

美術の理解(アートを通して創造教育を)

創作の時間とは、自由な線を描く。自由に着色する。そのことは、誰からも指示をされることなく、自らの力で仕上げる。 仕上がった作品が褒められることが嬉しい気持ちとなり、自信に繋がる。 作品を仕上げることで主体的な動きができる。 現代は、情報化社会。そのため、どうしても受け身になってしまう。それは、幼児から子どもの教育に悪式ことだと考える。そこでアートは、それらを払拭させることができると確信している。

0コメント

  • 1000 / 1000